大森の歯医者・矯正歯科「大森沢田通り歯科・予防クリニック」
土日祝も診療セカンドオピニオン受付中

東京大森の歯医者・矯正歯科「大森沢田通り歯科・予防クリニック」|MAP

〒143-0016
東京都大田区大森北六丁目
23番22号ユキガヤビル

クレジットカード、電子マネー、QRコード決済、交通系IC 対応

ブログ BLOG

  1. Home
  2. >
  3. ブログ
  4. >
  5. 矯正治療
  6. >
  7. マウスピース矯正の費用相場をわかりやすく解説!総額はいくら?

マウスピース矯正の費用相場をわかりやすく解説!総額はいくら?

マウスピース矯正の費用相場をわかりやすく解説!総額はいくら? 平和島・大森エリアの歯医者・歯科「大森沢田通り歯科・予防クリニック」です。

歯並びを整えたいけれど、マウスピース矯正の費用はどのくらいかかるのか、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。マウスピース矯正の費用は一律ではなく、治療範囲や歯並びの状態によって大きく変動するため、事前に全体像を把握しておくことが大切です。

この記事では、マウスピース矯正の費用相場を部分矯正と全体矯正に分けて詳しく解説し、費用の内訳や支払い方法、さらには費用を抑える具体的な方法までご紹介します。この記事を最後まで読んでいただければ、ご自身のケースにおける費用の目安が明確になり、納得して治療を始めるための一歩を踏み出せるでしょう。

【結論】マウスピース矯正の費用相場は10万円~100万円以上と幅広い

マウスピース矯正の費用は、治療する範囲によって大きく異なります。具体的には、前歯のすき間や軽微なガタつきを整える「部分矯正」の場合は約10万円から50万円が費用相場です。これに対し、奥歯を含む歯列全体やかみ合わせを改善する「全体矯正」となると、約60万円から120万円以上の費用がかかることが一般的です。

このように、マウスピース矯正の費用相場は10万円から100万円以上と幅広く、ご自身の歯並びの状態やどこまで改善したいかによって総額が大きく変わります。まずは、この全体的な費用感を把握し、ご自身の希望と照らし合わせてどの程度の費用がかかりそうかをイメージしてみてください。

部分矯正の費用相場:10万円~50万円

マウスピース矯正における部分矯正とは、主に前歯の軽微なすき間や傾き、わずかなガタつきなど、特定の気になる部分だけを動かす治療を指します。奥歯の咬み合わせには大きな問題がないものの、前歯の見た目を改善したい、といった場合に選択されることが多い方法です。

部分矯正の費用相場が10万円から50万円と比較的手頃な価格帯である主な理由は、治療範囲が限定的であることにあります。治療範囲が狭いため、必要となるマウスピースの枚数が全体矯正と比べて少なく、治療期間も数ヶ月から1年程度と短い傾向にあります。

手軽に歯並びを整えたい方や、特定の歯だけを治したいと考えている方にとって、部分矯正は費用と期間の面で魅力的な選択肢となります。しかし、ご自身の歯並びが部分矯正の適応症例であるかは、歯科医師の精密な診断が不可欠です。

全体矯正の費用相場:60万円~120万円

全体矯正は、奥歯を含む全ての歯の並びやかみ合わせを総合的に整える、本格的な矯正治療です。見た目の改善はもちろんのこと、咀嚼機能の向上、顎関節への負担軽減、虫歯や歯周病のリスク低減など、口腔全体の健康を長期的に維持することを目的としています。

全体矯正の費用相場は60万円から120万円以上と高額になる傾向があります。これは、治療範囲が広範にわたるため、作製するマウスピースの枚数が多くなり、治療期間も1年から3年と長期に及ぶことが一般的だからです。複雑な症例や抜歯を伴う場合は、さらに期間が延びることもあります。

費用だけ見ると高額に感じるかもしれませんが、全体矯正は単に歯並びをきれいにすることに留まらず、長期的な口腔内の健康と機能性を確保するための「自己投資」としての価値があります。かみ合わせの改善は、全身の健康にも良い影響を与える可能性があるため、費用対効果を十分に考慮する価値のある治療と言えるでしょう。

なぜ費用に幅がある?歯並びの状態で変わる治療範囲と期間

マウスピース矯正の費用には大きな幅がありますが、これは主に患者さん一人ひとりの歯並びの複雑さ、つまり症例の難易度が異なるためです。同じ部分矯正や全体矯正であっても、軽度な症例と重度な症例では、必要な治療期間や使用するマウスピースの枚数が大きく変わり、それが直接費用に反映されます。

例えば、軽度な歯並びの乱れであれば、マウスピースの枚数も少なく、治療期間も短く済むため費用は抑えられます。しかし、歯の移動量が大きい場合や、奥歯の複雑な移動が必要な場合、あるいは抜歯を伴うような重度の症例では、より多くのマウスピースが必要となり、治療期間も長くなるため、費用は高くなります。抜歯が必要となるケースでは、抜歯費用自体も追加で発生することが一般的です。

また、アタッチメント(歯の表面に装着する突起物)の数や、顎間ゴム(上下の歯にかけるゴム)の使用など、治療を補助する処置が増えるほど、全体的な費用は上昇する傾向にあります。ご自身の歯並びの状態がどの程度の難易度にあたるのか、そしてそれに伴いどの程度の費用がかかるのかは、精密検査と歯科医師による診断を受けて初めて明確になります。

【費用の内訳】マウスピース矯正の総額に含まれるもの

マウスピース矯正にかかる費用は、単にマウスピース装置代だけではありません。治療の総額を正しく理解するためには、どのような費用が含まれているのかを事前に知っておくことが非常に大切です。この後、治療開始前、治療中、そして治療後にかかる費用をステップごとに詳しく見ていきましょう。

治療開始前にかかる費用:カウンセリング・検査・診断料

マウスピース矯正を始めるにあたって、まず必要となるのが治療開始前の費用です。これには主に「カウンセリング料」「精密検査料」「診断料」が含まれます。

カウンセリング料は、歯科医師が歯並びの悩みを聞き、マウスピース矯正の概要を説明する際に発生する費用です。無料で実施しているクリニックも多いですが、有料の場合もあります。精密検査料は、レントゲン撮影、歯型の採取、口腔内写真の撮影など、正確な治療計画を立てるために必要な検査にかかる費用です。これらの検査結果に基づいて治療計画が立案され、その計画の説明にかかるのが診断料となります。無料カウンセリングを行っているクリニックでも、精密検査以降は費用が発生するのが一般的ですので、事前に確認しておくと安心です。

治療中にかかる費用:マウスピース装置代・調整料

マウスピース矯正の治療期間中に発生する費用の中で、最も大きな割合を占めるのが「マウスピースの装置代」です。この費用は、治療計画に基づいて作成される全てのマウスピースの費用を含んでいます。

また、治療の進行状況を確認したり、新しいマウスピースを受け取ったりするために定期的に通院が必要です。この通院時に発生するのが「調整料(診察料)」で、治療が順調に進んでいるかどうかの確認や、必要に応じた処置が行われます。マウスピースの装置代と調整料が、治療中の主な費用となります。

治療後にかかる費用:保定装置(リテーナー)代

マウスピース矯正の治療が終わった後も、大切なステップとして「保定期間」があります。この期間に必要となるのが「保定装置(リテーナー)」にかかる費用です。矯正治療によって移動した歯は、治療直後だと元の位置に戻ろうとする「後戻り」を起こしやすい状態にあります。

この後戻りを防ぎ、新しい歯並びを安定させるためにリテーナーの装着が不可欠です。リテーナーには、マウスピースタイプやワイヤータイプなどいくつか種類があり、それぞれ費用が異なります。保定期間は通常1年〜2年程度とされますが、これは歯並びの状態によって個人差があります。リテーナーの費用も、マウスピース矯正の総額の一部として考えるべき重要な項目です。

要注意!追加費用が発生する可能性のあるケース

マウスピース矯正の費用を検討する際には、当初の見積もり以外に追加費用が発生する可能性があることも理解しておくことが重要です。予期せぬ出費は、金銭的な不安につながりやすいからです。

例えば、歯並びの状況によっては、歯を動かすスペースを作るために「抜歯」が必要になる場合があります。この抜歯には別途費用がかかります。また、治療計画通りに歯が動かなかったり、患者さんの自己管理が不十分だったりすると、マウスピースを作り直す「リファインメント」が必要になることがあり、これも追加費用となる場合があります。さらに、矯正治療中に虫歯や歯周病が見つかった場合、矯正治療を中断してその治療を優先する必要があり、その費用も追加となります。マウスピースを紛失したり破損したりした場合も、再作製費用がかかるのが一般的です。

これらの追加費用が料金プランに含まれているかどうかは、クリニックによって異なります。特に「トータルフィー制度」を採用しているクリニックでは、一部の追加費用が総額に含まれている場合もありますが、そうでないケースも少なくありません。カウンセリングの際に、どのような場合にどのような追加費用が発生する可能性があるのかを具体的に確認し、疑問点を解消しておくことが後悔しないためにも非常に大切です。

失敗しないための料金体系の知識|トータルフィー制と都度払い制

マウスピース矯正のクリニックを選ぶ際に、料金体系は非常に重要な判断基準となります。費用の支払い方は大きく分けて「トータルフィー制度」と「都度払い制」の2種類があり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。ご自身の予算やライフスタイル、治療期間への考え方によって、どちらの制度が適しているかは異なります。ここでは、それぞれの料金体系の特徴を詳しく見ていきましょう。

総額が明確な「トータルフィー制度(総額制)」

トータルフィー制度とは、治療開始から終了、そして保定期間までにかかる全ての費用を、最初に総額として提示する料金体系のことです。具体的には、精密検査料、マウスピース装置代、毎回の調整料(診察料)、そして治療後の保定装置代などが含まれていることが多いです。この制度の最大のメリットは、治療にかかる総額が明確であるため、金銭的な見通しを立てやすい点にあります。予期せぬ追加費用の心配が少なく、安心して治療に専念できるでしょう。

一方で、デメリットとしては、治療の初期段階でまとまった金額の支払いが必要となるため、初期費用が高額になりやすい点が挙げられます。しかし、クリニックによっては分割払いやデンタルローンの利用が可能な場合も多いため、上手に活用すれば月々の負担を抑えることも可能です。費用の透明性を重視し、治療期間中の追加費用に悩まされたくないという方には、トータルフィー制度のクリニックがおすすめです。

通院ごとに支払う「都度払い制(処置別支払い制)」

都度払い制とは、治療を進める中で、その都度発生した処置に対して費用を支払っていく料金体系です。例えば、初診料、検査料、マウスピースの製作料、そして毎回の通院時に発生する調整料(診察料)などを、その都度支払います。この制度のメリットは、初期費用を大幅に抑えられる点にあります。一度に大きな金額を支払うことに抵抗がある方や、まずは治療を始めてみて様子を見たいという方にとって、心理的なハードルが低いと言えるでしょう。

しかし、都度払い制のデメリットとしては、治療が長引いたり、マウスピースの追加製作が必要になったりした場合、最終的な総額がいくらになるか分かりにくい点が挙げられます。計画よりも治療期間が延びると、その分調整料などがかさみ、結果的に総額が高くなる可能性もあります。そのため、トータルの費用を把握しにくく、金銭的な計画が立てにくいと感じるかもしれません。比較的軽度の症例で治療期間が短いと予想される場合や、月々の支払いを確実に把握したい方には、この制度も選択肢の一つとなります。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の費用を比較

矯正治療を検討する際、マウスピース矯正とワイヤー矯正は代表的な選択肢として挙げられます。それぞれの治療法は、歯を動かす仕組みや見た目、快適さの面で大きな違いがありますが、費用面でも差があります。このセクションでは、どちらの治療法を選ぶべきか迷っている方のために、費用を中心に両者を比較し、ご自身の状況に合った選択ができるような情報を提供します。

見た目や快適さだけでなく費用面でも違いがある

マウスピース矯正とワイヤー矯正の費用は、治療方法や症例の複雑さによって大きく異なります。一般的に、表側に装置をつけるワイヤー矯正は比較的費用が抑えられる傾向にあります。一方、マウスピース矯正や歯の裏側に装置をつける裏側ワイヤー矯正は、目立ちにくいという審美性の高さから、費用が高額になることが多いです。

具体的な費用相場を見ると、マウスピース矯正の全体矯正が約60万円~120万円であるのに対し、表側ワイヤー矯正の全体矯正は約60万円~100万円程度が目安とされています。近年ではマウスピース矯正の種類も多様化し、特定のブランドでは比較的費用を抑えられるプランも登場しています。そのため、症例によってはワイヤー矯正とマウスピース矯正の費用に大きな差がないケースも増えてきています。

費用だけでなく、審美性、治療中の痛みや違和感、通院頻度なども治療法を選ぶ上で重要な要素です。マウスピース矯正は透明で目立ちにくく、食事や歯磨きの際に取り外せるため衛生的ですが、自己管理が必須です。ワイヤー矯正は取り外しができないため、装置が目立つことや口腔ケアに手間がかかるというデメリットがあります。これらの違いを総合的に考慮し、ご自身のライフスタイルや治療への希望に合った方法を選ぶことが大切です。

自分の症例ではどちらが適している?

矯正治療において、どの治療法が適しているかは、費用だけでなく歯並びの状態によっても異なります。一般的に、マウスピース矯正は適用できる症例の幅が広がっており、軽度から中度の不正咬合であれば十分に治療が可能です。しかし、骨格的な問題が大きい場合や、歯を大きく移動させる必要がある場合、抜歯を伴う複雑な症例では、ワイヤー矯正の方が適していると判断されるケースもあります。

例えば、前歯の軽微な乱れや隙間であればマウスピース矯正で対応しやすいですが、重度の出っ歯や受け口、奥歯の噛み合わせに大きな問題がある場合は、ワイヤー矯正の方が確実に歯を動かせるため、効果的な治療選択肢となることがあります。また、ワイヤー矯正には、歯に固定されるため装置を紛失する心配がなく、自己管理の負担が少ないというメリットもあります。

ご自身の歯並びがマウスピース矯正とワイヤー矯正のどちらに適しているかを正確に判断するには、専門の歯科医師による精密な検査と診断が不可欠です。まずは複数のクリニックでカウンセリングを受け、ご自身の症例に最適な治療法とそれに伴う費用について詳しく説明を聞くことから始めましょう。

マウスピース矯正の費用を賢く抑える4つの方法

マウスピース矯正は比較的高額な治療となるため、費用負担を少しでも軽減したいと考える方は多いでしょう。ここでは、そのための具体的な方法を4つご紹介します。すぐに実践できるものから、国やクリニックの制度を利用するものまで、さまざまな選択肢がありますので、ご自身に合った方法を見つけて、納得のいく治療に繋げていきましょう。

方法1:医療費控除を申請して税金の還付を受ける

マウスピース矯正の費用は、内容によっては医療費控除の対象となる可能性があります。医療費控除とは、1年間(1月1日~12月31日)に支払った医療費が一定額を超えた場合、所得税の一部が還付されたり、翌年度の住民税が軽減されたりする制度です。通常、美容目的の矯正治療は医療費控除の対象外ですが、歯科医師が「かみ合わせの改善」や「治療の必要性」を認めた場合は対象となります。診断書が必要となるケースもあるため、まずは担当の歯科医師に相談してみましょう。

医療費控除の対象となる費用には、診察料や検査料、マウスピース装置代、調整料、保定装置代などが含まれます。また、通院のための交通費(公共交通機関に限る)も対象となる場合があります。申請手続きは確定申告の際に行うため、領収書などは大切に保管しておくことが重要です。

方法2:デンタルローンや分割払いを利用して月々の負担を軽減

マウスピース矯正は数十万円から百万円を超える費用がかかるため、一度に全額を支払うのが難しい方もいるでしょう。そのような場合、月々の負担を軽減するために「デンタルローン」「クレジットカードの分割払い」「院内分割」といった支払い方法を検討できます。

デンタルローンは、歯科治療に特化したローンで、一般的に金利が低めに設定されているのが特徴です。審査が必要ですが、月々の支払いを比較的低額に抑えられます。クレジットカードの分割払いは、手続きが簡単で手軽に利用できる反面、金利がデンタルローンよりも高くなる傾向があります。一方、院内分割は、クリニックが独自に提供している分割払い制度で、金利がかからないケースが多いですが、対応しているクリニックが限られていたり、分割回数に上限があったりすることがあります。

どの支払い方法を選ぶかは、金利負担、審査の有無、分割回数、手続きの簡便さなどを考慮し、ご自身のライフスタイルや経済状況に合わせて検討することが大切です。カウンセリングの際に、各クリニックで利用できる支払い方法や具体的なシミュレーションについて詳しく尋ねてみましょう。

方法3:クリニックのモニターやキャンペーンを活用する

クリニックによっては、マウスピース矯正の費用を抑えられる「モニター制度」や「期間限定キャンペーン」を実施していることがあります。モニター制度は、治療の症例写真提供やアンケート協力などを条件に、治療費用が割引になる仕組みです。通常よりもお得に治療を受けられる可能性があるため、興味がある場合は、希望するクリニックに問い合わせてみましょう。

ただし、モニター募集は不定期であり、募集要項に合致しなければ利用できません。また、キャンペーンについても、適用期間や条件が定められているため、利用を検討する際は詳細をしっかりと確認することが大切です。中には、特定の支払い方法と組み合わせることで割引になるケースなどもありますので、見落とさないように注意しましょう。

方法4:部分矯正で気になる部分だけを治療する

全体的な歯並びや噛み合わせには大きな問題がなく、前歯のすき間や軽度のガタつきなど、特定の気になる部分だけを改善したい場合は、「部分矯正」を選択することで費用を大幅に抑えられます。部分矯正は、全体矯正に比べて治療範囲が限定されるため、使用するマウスピースの枚数が少なく、治療期間も短くなる傾向があるためです。

ただし、部分矯正がご自身の歯並びに適しているかどうかは、自己判断せずに必ず歯科医師に診断してもらう必要があります。無理に部分矯正を行うと、かみ合わせが悪くなったり、後戻りのリスクが高まったりする可能性も考えられます。まずは無料カウンセリングなどを利用して、ご自身の症例に適した治療法について相談してみましょう。

【注意】「格安」だけで選ぶのは危険!安さの裏にあるリスク

マウスピース矯正の費用を抑えたいというお気持ちはとてもよくわかります。しかし、「格安」を謳うマウスピース矯正には、注意が必要なケースも存在します。矯正治療は単に歯を動かすだけでなく、かみ合わせや顎関節、口腔内全体の健康に関わる医療行為だからです。目先の安さだけでクリニックを選んでしまうと、予期せぬトラブルや追加費用が発生し、かえって時間や費用がかさんでしまう可能性もあります。

安価なプランの背景には、歯科医師による十分な診察や治療計画の立案がオンラインのみで完結し、不十分になるケースや、画一的な治療計画で個々の歯並びに合わせた微調整が難しいケースなどが考えられます。また、治療途中でマウスピースが合わなくなったり、予想外の歯の動きがあったりした際のサポート体制が手薄であったり、追加費用が発生しやすかったりすることもリスクとして挙げられます。これらの問題は、治療期間の長期化や、場合によっては治療のやり直しが必要になる事態を招きかねません。

後悔しないマウスピース矯正を実現するためには、価格だけでなく、歯科医師の経験や実績、クリニックのサポート体制、そして治療内容や費用の透明性を重視して選ぶことが非常に重要です。複数のクリニックでカウンセリングを受け、自身の歯並びの状態や治療目標に合った、信頼できる治療計画と費用提示をしてくれる場所を選ぶようにしましょう。

マウスピース矯正の費用に関するよくある質問

マウスピース矯正の費用について、ここまで詳しく解説してきましたが、やはり疑問に感じる点や不安に思う点も少なくないでしょう。ここでは、よくいただく質問とその回答をQ&A形式でご紹介します。気になる疑問を解消し、安心して治療に臨むための一助となれば幸いです。

Q. マウスピース矯正に保険は適用されますか?

一般的なマウスピース矯正は、基本的に保険適用外の自由診療となります。これは、歯列矯正が「見た目の改善」を主な目的としているためです。そのため、治療費は全額自己負担となり、公的医療保険の対象にはなりません。

ただし、特定の条件下では保険が適用されるケースもあります。例えば、厚生労働大臣が定める「顎変形症」と診断された場合や、永久歯の3分の1以上が生えてこない「先天性欠損歯」の場合など、医学的に治療が必要と判断された症例がこれに該当します。これらの場合は、指定された医療機関でのみ保険診療が可能となります。また、かみ合わせの改善など、機能的な問題の治療を目的とする矯正と診断された場合には、医療費控除の対象となる可能性もありますので、詳しくはお近くの税務署や専門家にご相談ください。

Q. 子どものマウスピース矯正は大人より安いですか?

一般的に、子どものマウスピース矯正(小児矯正)は、大人の矯正に比べて費用が抑えられる傾向にあります。これは、子どもの矯正が成長期の顎の骨の成長を利用して、歯並びや顎のバランスを整える「一期治療」と呼ばれる段階から始めることが多いためです。この時期の治療では、歯が生えそろうスペースを確保したり、悪習癖を改善したりするなど、比較的簡易的な装置や治療計画で済むことが多く、その結果として費用も安くなる傾向があります。

しかし、子どもの矯正の費用は、治療を開始する時期、必要な治療内容、治療期間などによって大きく異なります。一期治療で土台を整えた後、永久歯列が完成してから「二期治療」として本格的な矯正を行う場合もあり、その際は追加費用が発生する可能性もあります。そのため、一概に「大人より安い」とは言い切れない面もあります。お子様の歯並びが気になる場合は、まずは歯科医院で相談し、適切な治療計画と費用について説明を受けることが重要です。

Q. 支払い方法にはどのような種類がありますか?

マウスピース矯正の支払い方法には、患者様の経済状況や希望に合わせていくつかの選択肢があります。主なものとしては、現金での「一括払い」、分割払いが可能な「クレジットカード払い」、歯科治療専用のローンである「デンタルローン」、そしてクリニックが独自に提供する「院内分割」があります。

「一括払い」は金利手数料がかからないメリットがありますが、一度に高額な支払いが必要となります。「クレジットカード払い」は手軽に利用できますが、分割回数によっては金利手数料が発生します。「デンタルローン」は比較的低金利で長期の分割払いが可能ですが、金融機関による審査が必要です。「院内分割」は金利がかからない場合が多いですが、クリニックによって対応状況や分割回数に制限があるため、事前に確認が必要です。ご自身に合った支払い方法を選ぶためにも、カウンセリング時にクリニックに相談し、詳細を確認することをおすすめします。

Q. 上の歯だけ、または下の歯だけの部分矯正はできますか?

技術的には、上の歯だけ、または下の歯だけの部分矯正を行うことは可能です。たとえば、前歯の軽微な乱れなど、特定の部分だけを改善したいというニーズがある場合には、部分矯正が選択肢の一つとなることがあります。しかし、多くの歯科医師は片顎のみの矯正を推奨しないことが多いのが実情です。

その理由として、片顎だけを動かすことで、治療前には問題なかった上下の歯のかみ合わせが悪化してしまうリスクがあるためです。かみ合わせの不調は、顎関節への負担増や、他の歯への過度な負荷、さらには頭痛や肩こりなどの全身症状を引き起こす可能性も否定できません。長期的な口腔内の健康を考えると、歯並び全体、特に上下のかみ合わせのバランスを考慮した治療が非常に重要となります。片顎だけの矯正を検討されている場合は、必ず歯科医師と十分に相談し、かみ合わせ全体への影響も含めて詳しく説明を受けるようにしましょう。

まとめ:費用の内訳と総額を理解し、納得できるクリニックを選ぼう

マウスピース矯正の費用は、治療する範囲が部分的なのか全体的なのか、そして歯並びの状態によって大きく変動することをお話ししてきました。目先の安さだけでクリニックを選ぶのではなく、治療開始から完了までにかかる費用総額とその内訳をしっかりと理解することが、後悔のない矯正治療につながります。

医療費控除の活用やデンタルローン、クレジットカードの分割払い、院内分割など、さまざまな支払い方法を検討し、ご自身のライフスタイルや経済状況に合った選択をすることが大切です。また、クリニックによってはモニター制度やキャンペーンを実施している場合もありますので、積極的に情報を集めてみましょう。

最終的には、複数のクリニックでカウンセリングを受け、提示された費用や治療計画について納得がいくまで説明を求めることが重要です。そして、何よりも信頼できる歯科医師を見つけることが、マウスピース矯正を成功させるための最も大切なステップとなるでしょう。

  少しでも参考になれば幸いです。 最後までお読みいただきありがとうございます。  

監修者

菅野 友太郎 | Yutaro Kanno 国立東北大学卒業後、都内の医療法人と石川歯科(浜松 ぺリオ・インプラントセンター)に勤務。 2018年大森沢田通り歯科・予防クリニックを開業し現在に至る。 【所属】 ・5-D Japan 会員 ・日本臨床歯周病学会 会員 ・OJ(Osseointegration study club of Japan) 会員 ・静岡県口腔インプラント研究会 会員 ・日本臨床補綴学会 会員 会員 ・日本デジタル歯科学会 会員 ・SPIS(Shizuoka Perio implant Study) 会員 ・TISS(Tohoku implant study society) 主催   【略歴】2010年国立東北大学 卒業 ・2010年都内医療法人 勤務 ・2013年 石川歯科(浜松 ぺリオ・インプラントセンター)勤務2018年 大森沢田通り歯科・予防クリニック 開業2025年 銀座Aクリニックデンタル 理事長 就任 平和島・大森エリアの歯医者・歯科「大森沢田通り歯科・予防クリニック」沢田通り歯科・予防クリニック』 住所:東京都大田区大森北6丁目23−22 TEL:03-3767-0648