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歯ブラシの硬さは「ふつう」でOK?出血・しみる人の正しい選び方

歯ブラシの硬さは「ふつう」でOK?出血・しみる人の正しい選び方 平和島・大森エリアの歯医者・歯科「大森沢田通り歯科・予防クリニック」です。

毎日の歯磨きに欠かせない歯ブラシですが、店頭に並ぶ「やわらかめ」「ふつう」「かため」といった様々な硬さの中から、どれを選べば良いか迷ってしまうことはありませんか。多くの方が、とりあえず「ふつう」を選んでいるかもしれません。しかし、歯ぐきから血が出たり、冷たいものが歯にしみたりといったお口の悩みを抱えている方にとっては、「ふつう」が必ずしも最適とは限らないのです。

この記事では、歯ブラシの硬さ選びにまつわるそんな疑問を解消するため、あなたの歯や歯ぐきの状態にぴったりの歯ブラシを見つけるための具体的な基準を詳しく解説します。この記事を読めば、ご自身の状態に合わせた歯ブラシを自信を持って選べるようになり、毎日の歯磨きがより効果的で快適な時間へと変わるでしょう。大人の方だけでなく、お子さまの歯ブラシ選びに役立つ情報もご紹介しますので、ぜひご家族皆さんのオーラルケアを見直すきっかけにしてください。

なぜ歯ブラシの硬さは「ふつう」が基本と言われるの?

多くの方が歯ブラシを選ぶ際に「ふつう」の硬さを手に取ることが多いのではないでしょうか。実際に、歯科医院や歯ブラシメーカーでも「ふつう」が標準的な選択肢として推奨される場面がよく見られます。このセクションでは、なぜ「ふつう」の硬さが基本とされるのか、その背景にある理由を深掘りしていきます。しかし、「ふつう」がすべての人に万能というわけではありません。お口の状態によっては他の硬さが適している場合もありますので、その点も踏まえながら、続くセクションで詳細や選び方の注意点をご説明します。

「ふつう」が推奨される理由:歯垢除去力と優しさのバランス

歯ブラシの硬さで「ふつう」が基本とされる最大の理由は、歯垢(プラーク)を効率良く除去する力と、歯や歯ぐきへの優しさのバランスが取れている点にあります。歯垢とは、歯の表面に付着する細菌の塊で、虫歯や歯周病の主な原因となります。この歯垢をしっかりと取り除くことが、毎日のオーラルケアにおいて非常に重要です。

「ふつう」の硬さの歯ブラシは、柔らかすぎず硬すぎない適度なコシがあるため、歯の表面にこびりついた歯垢を無理なくかき出しやすいとされています。また、健康な歯や歯ぐきであれば、適切な力加減で磨くことで傷つけるリスクも少ないため、多くの人が安心して使用できるのが特徴です。この絶妙なバランスこそが、「ふつう」がスタンダードとして広く推奨されるゆえんなのです。

注意点:メーカーによって「ふつう」の基準は異なる

歯ブラシを選ぶ際によくある混乱の一つに、「ふつう」という表記の曖昧さがあります。実は、歯ブラシの硬さに関する明確な業界統一基準というものは存在しません。そのため、A社の「ふつう」とB社の「ふつう」では、実際に使ってみたときの硬さの感覚が異なることがよくあります。

もし今お使いの「ふつう」の歯ブラシが、磨き心地が合わない、歯垢がうまく落ちていない気がする、といった不満を感じているのであれば、それは単にメーカーの「ふつう」の基準がご自身の感覚と異なるのかもしれません。パッケージの表記はあくまで目安として捉え、実際に毛の弾力や感触を試してみて、ご自身の口に合ったものを選ぶことが大切です。同じ「ふつう」でも、他社の製品を試してみることで、より満足のいく一本に出会える可能性もあります。

歯ブラシの硬さ3種類|それぞれのメリット・デメリット

自分にぴったりの歯ブラシを見つけるためには、硬さの選択肢を正しく理解することがとても大切です。「やわらかめ」「ふつう」「かため」の3種類には、それぞれ得意なことと苦手なことがあります。ここでは、それぞれの硬さの歯ブラシが持つメリットとデメリットを詳しくご紹介しますので、ご自身の歯や歯ぐきの状態と照らし合わせながら、最適な一本を見つける参考にしてください。

やわらかめ|歯茎がデリケートな方向け

「やわらかめ」の歯ブラシは、その名の通り歯や歯ぐきに非常に優しい磨き心地が特徴です。歯ぐきが腫れていたり、歯磨き中に出血しやすかったりする歯肉炎や歯周病の初期症状がある方には特におすすめです。また、冷たいものがしみる知覚過敏の症状がある方や、加齢とともに歯ぐきが下がってきたと感じる方にとっても、刺激を抑えながらケアができるため最適な選択肢と言えるでしょう。

メリットは、歯ぐきへの負担が少ないだけでなく、細かな毛先が歯周ポケットに入り込みやすく、デリケートな部分の歯垢(プラーク)も優しくかき出せる点です。歯周ポケットとは、歯と歯ぐきの境目にある溝のことで、ここに歯垢が溜まると歯周病の原因になります。しかし、デメリットとして、毛にコシがないため、歯の表面にこびりついた歯垢を効率的に落とすには少し時間がかかり、丁寧に磨く必要があります。また、毛先が消耗しやすいため、交換頻度が高くなる傾向もあります。

力を入れすぎると毛先がすぐに広がり、清掃効果が落ちてしまうため、やわらかめの歯ブラシを使う際は、軽い力で歯と歯ぐきの境目を優しくマッサージするようにブラッシングすることが、より効果的な歯垢除去につながります。

ふつう|多くの人におすすめのバランス型

「ふつう」の歯ブラシは、歯垢除去力と歯・歯ぐきへの優しさのバランスが取れた、最もスタンダードな硬さです。適度なコシがあるため、歯の表面に付着した歯垢を効率的に除去でき、健康な歯や歯ぐきを持つ多くの方にとって、日常使いに最適な選択肢と言えるでしょう。

口腔内に特別な問題がない方にとっては、この「ふつう」が毎日のオーラルケアの基本となります。しかし、歯ぐきが弱っている方や、ブラッシング圧が強い習慣のある方が「ふつう」の歯ブラシを使い続けると、歯や歯ぐきを傷つけてしまう原因となる可能性もあります。ご自身のブラッシング習慣や口腔内の状態をよく観察しながら選ぶことが重要です。

かため|着色汚れが気になる方向けだが注意が必要

「かため」の歯ブラシは、毛に強いコシがあり、歯の表面に付着した頑固な着色汚れ(ステイン)や歯垢をパワフルに除去できる点がメリットです。タバコのヤニやコーヒー、紅茶などによる着色が気になる方にとっては、魅力的な選択肢に感じるかもしれません。

しかし、「かため」の歯ブラシは、使用する際に非常に注意が必要です。最大のデメリットは、強い力で磨いてしまうと、歯の表面を覆うエナメル質を摩耗させてしまったり、歯ぐきを傷つけて後退(歯肉退縮)させてしまったりする危険性が非常に高いことです。一度傷ついたエナメル質や後退した歯ぐきは元には戻りません。これにより、知覚過敏を引き起こしたり、歯の根元が露出して虫歯のリスクが高まることもあります。

基本的に、健康で丈夫な歯ぐきを持つ方以外には推奨されず、使用する際も、非常に軽い力で、特定の部位に限定して使うなど、高度なブラッシング技術が求められます。安易に「かため」の歯ブラシを選ぶことは避け、まずは歯科医師に相談するなどして、ご自身の口腔内の状態に本当に合っているのかを慎重に検討することをおすすめします。

【症状・悩み別】あなたにぴったりの歯ブラシの硬さはこれ!

「どの硬さの歯ブラシを選べば良いのかわからない」という悩みは、多くの方が抱えているのではないでしょうか。歯ブラシ選びは、お口の健康を左右する重要な要素です。このセクションでは、皆さんが自身の口腔内の状態に合った最適な歯ブラシを迷わず選べるよう、具体的な症状や悩みに焦点を当てて、推奨される歯ブラシの硬さをご紹介します。ご自身の状況に照らし合わせながら読み進めていただくことで、日々のオーラルケアがより効果的で快適になるヒントが見つかるはずです。

歯磨き中に出血する・歯茎が腫れている人

歯磨き中に出血したり、歯ぐきが腫れていると感じる場合、それは歯肉炎や歯周病の初期サインである可能性が高いです。このような状態のときに硬い歯ブラシを使用すると、デリケートになっている歯ぐきをさらに刺激してしまい、症状を悪化させる原因になります。

この場合、最もおすすめなのは「やわらかめ」の歯ブラシです。特に、毛先が細く加工された極細毛(テーパー毛)タイプの歯ブラシを選ぶと良いでしょう。細い毛先が歯と歯ぐきの境目や歯周ポケットに優しく入り込み、炎症を起こしている部分を傷つけることなく、効果的にプラーク(歯垢)を除去できます。力を入れすぎず、歯ぐきをマッサージするように丁寧に磨くことが重要です。

もし、適切な歯ブラシで丁寧にケアしても症状が続くようであれば、自己判断せずに一度、歯科医院を受診してください。より進行した歯周病の可能性も考えられ、専門的な治療が必要になる場合もあります。

冷たいものがしみる(知覚過敏)の人

冷たいものや甘いものが歯にしみる「知覚過敏」は、多くの方が経験する不快な症状です。知覚過敏は、歯の表面を覆っているエナメル質が摩耗したり、歯ぐきが下がったりすることで、内部の象牙質(ぞうげしつ)が露出し、その象牙質にある無数の小さな穴(象牙細管)を通じて外部からの刺激が歯の神経に伝わることで起こります。この状態を悪化させないためには、歯や歯ぐきに与える刺激を最小限に抑えることが非常に重要です。

そのため、知覚過敏の症状がある方には、刺激の少ない「やわらかめ」の歯ブラシが必須です。硬い歯ブラシで強くブラッシングすると、すでに露出している象牙質をさらに削ってしまうリスクがあり、症状をより悪化させることにつながります。歯ぐきにも優しい「やわらかめ」の歯ブラシで、軽い力で丁寧に磨くことを心がけましょう。また、知覚過敏用の歯磨き粉を併用することで、症状の緩和が期待できます。

虫歯になりやすい・歯垢が残りやすい人

虫歯予防を最優先に考えたい方で、特に歯ぐきに炎症や出血などの問題がない健康な状態であれば、「ふつう」の硬さの歯ブラシが最も適しています。虫歯の主な原因は、歯の表面に付着するプラーク(歯垢)です。「ふつう」の歯ブラシは、適度なコシと弾力があるため、歯の表面に付着したプラークを効率的に除去する能力に優れています。

「やわらかめ」の歯ブラシでは、健康な歯の表面のプラークを完全に除去するには清掃効率がやや劣る可能性があります。一方で「かため」の歯ブラシは、プラーク除去力は高いものの、誤った使い方をすると歯の表面や歯ぐきを傷つけるリスクがあるため、推奨されません。そのため、健康な歯ぐきを持つ方が虫歯予防を目的とする場合は、歯垢除去効率と歯・歯ぐきへの優しさのバランスが取れた「ふつう」の歯ブラシが最適です。正しいブラッシング方法と組み合わせることで、より効果的な虫歯予防につながります。

着色汚れが気になる人

コーヒー、紅茶、ワイン、タバコのヤニなどによる歯の着色汚れ(ステイン)が気になる場合、汚れを落とす力は「かため」の歯ブラシが最も強いのは事実です。しかし、前述の通り、「かため」の歯ブラシは歯の表面のエナメル質を摩耗させたり、歯ぐきを傷つけたりするリスクが非常に高いため、安易に選ぶのは避けるべきです。

まずは、「ふつう」の硬さの歯ブラシから試すことを強く推奨します。その上で、ステイン除去効果を謳う歯磨き粉を併用することで、ある程度の着色汚れは改善されることが期待できます。もし、「ふつう」の歯ブラシとステイン除去歯磨き粉の併用でも効果が不十分な場合に限り、「かため」の歯ブラシを短期間、試用することも検討できます。ただし、その際は力を入れすぎないよう細心の注意を払い、毛先が開いたらすぐに交換するなど、歯や歯ぐきへの負担を最小限に抑える工夫が必要です。不安な場合は、歯科医師や歯科衛生士に相談し、専門的なクリーニングを受けるのが最も安全で確実な方法です。

硬さだけじゃない!歯ブラシ選びでチェックしたい3つのポイント

最適なオーラルケアを実践するためには、歯ブラシの「硬さ」だけでなく、さらにいくつかの重要な要素を考慮に入れる必要があります。毎日の歯磨きで磨き残しを減らし、より効果的なケアを目指すなら、「ヘッドの大きさ」「毛先の形」「柄の形」という3つのポイントもチェックすることが大切です。これらを総合的に判断することで、ご自身の口にフィットし、毎日の歯磨きをより快適で効果的なものにする歯ブラシを見つけられるでしょう。

ヘッドの大きさ|奥歯まで届く小さめが基本

歯ブラシのヘッドの大きさは、磨きやすさや歯垢除去効率に大きく影響します。一般的には「小さめ」、つまりコンパクトヘッドの歯ブラシが推奨されています。大きなヘッドの歯ブラシは、一度に広範囲を磨けるように感じますが、実際には口の奥にある歯や、歯の裏側などの細かい部分に届きにくく、磨き残しの原因となりがちです。

一方、小さめのヘッドは小回りが利き、最も磨きにくいとされる奥歯のさらに奥や、歯と歯の隙間、そして歯周ポケットの境目までしっかりと届かせることができます。これにより、隅々まで丁寧に歯垢を除去しやすくなります。ご自身の口の大きさに合わせ、無理なく操作できるものを選ぶのが、効果的な歯磨きの基本となります。

毛先の形|歯周ポケットには「極細毛・テーパー毛」

歯ブラシの毛先の形状にも様々な種類があり、それぞれ異なる役割を持っています。主なものとしては、毛先が丸く加工されている「ラウンド毛」と、毛先が細く尖っている「極細毛」や「テーパー毛」が挙げられます。

ラウンド毛は、歯の表面に付着した歯垢を効率的にかき出すのに適しています。多くの一般的な歯ブラシに採用されているタイプです。一方、極細毛やテーパー毛は、その名の通り毛先が非常に細く加工されているため、歯と歯ぐきの境目にある数ミリの溝、いわゆる「歯周ポケット」の奥深くまで入り込み、そこに潜む歯垢や細菌を効果的に除去するのに優れています。歯周病が気になる方や、歯周ポケットのケアを重視したい方には、これらの極細毛・テーパー毛タイプの歯ブラシがおすすめです。ご自身の口腔内の状態やケアの目的に合わせて、適切な毛先の形を選ぶことが大切です。

柄(え)の形|持ちやすいストレートタイプがおすすめ

歯ブラシの「柄(ハンドル)」の形も、歯磨きのしやすさや操作性に大きく関わります。様々な形状のものが販売されていますが、基本的には「ストレートタイプ」の柄がおすすめです。ストレートな柄は、歯ブラシを握ったときに安定しやすく、歯ブラシの角度を細かく調整しながら磨きやすいという利点があります。

特に、歯や歯ぐきに負担をかけずに軽い力で磨く「ペングリップ(鉛筆持ち)」を実践する際には、ストレートタイプの柄が非常に適しています。最近では、握りやすさを向上させるためにラバー素材が付いているものや、特定の角度に曲がっているタイプもありますが、最終的にはご自身が最もコントロールしやすく、長時間磨いても疲れにくいと感じるものを選ぶのが良いでしょう。実際に手に取ってみて、しっくりくる形状を選ぶことが、毎日の歯磨きを快適に続ける秘訣です。

子どもの歯ブラシの硬さはどう選ぶ?【年齢別ガイド】

子どもの歯ブラシを選ぶとき、大人のものと同じ基準で選んでしまっていませんか。成長途中の子どものデリケートな口内環境を守るためには、大人とは異なる視点で歯ブラシを選ぶ必要があります。このセクションでは、乳幼児期から学童期まで、お子さんの成長段階に合わせた歯ブラシの硬さや形状の選び方を具体的に解説します。子育て中の保護者の皆さんが、日々のお子さんの歯磨きに安心して取り組めるよう、年齢に応じた最適な歯ブラシ選びのポイントを詳しくご紹介していきます。

乳幼児期(0〜2歳)|仕上げ磨きしやすい「やわらかめ」

0歳から2歳までの乳幼児期の歯ブラシ選びでは、何よりも「やわらかめ」を選ぶことが大切です。この時期の歯や歯ぐきは非常にデリケートで傷つきやすいため、硬い歯ブラシは刺激が強すぎます。この時期の歯磨きの主な目的は、保護者の方が行う「仕上げ磨き」で、歯の表面に付いたミルクや離乳食の汚れを優しく落とすことです。同時に、歯磨きの習慣に抵抗なく慣れてもらうための導入期でもあります。

歯ブラシのヘッドは、お子さんの小さな口に無理なく収まるよう、極端に小さいものを選びましょう。また、保護者の方が持ちやすいように、ネックの長さや柄の形状にも注目してください。特に、奥歯までしっかりと届き、細かな動きで優しく磨けるものが理想的です。安全性にも配慮し、喉の奥に突き刺さらないようストッパー付きのものを選ぶとより安心です。

幼児期(3〜5歳)|自分で磨く練習にも「やわらかめ」

3歳から5歳の幼児期になると、多くの子どもが自分で歯磨きを始めようとします。しかし、まだ力のコントロールが十分にできないため、歯ぐきを傷つけないよう、引き続き「やわらかめ」の歯ブラシを選ぶのが基本です。この時期は、自分で磨く練習を始める大切な時期であり、歯磨きを楽しい習慣にすることが重要です。

お子さんが自分で持ちやすい、太めで握りやすい柄の形状の歯ブラシを選ぶと、より自分で磨く意欲を引き出せるでしょう。また、安全面では、誤って喉の奥まで歯ブラシが入ってしまうのを防ぐための「のど突き防止」の安全設計がされている製品を選ぶとさらに安心です。この時期も、子どもが自分で磨いた後に、保護者の方による「仕上げ磨き」は必ず必要です。磨き残しがないかを確認し、優しく丁寧に磨いてあげましょう。

学童期(6歳〜)|永久歯が生え始めたら「ふつう」も検討

6歳以降の学童期は、乳歯から永久歯への生え変わりが本格的に始まる時期です。この時期は、乳歯と永久歯が混在し、歯並びがデコボコになりやすいため、磨き残しが増えがちになります。そのため、歯垢除去効率の高い「ふつう」の硬さの歯ブラシへの移行を検討し始めるタイミングと言えます。

ただし、生え始めたばかりの永久歯はまだ完全に成熟しておらず、弱いため、無理に硬い歯ブラシに移行する必要はありません。また、お子さんによってはブラッシング圧が強い場合もあるため、歯や歯ぐきを傷つけないか、口の中の状態をよく観察しながら判断することが重要です。もし、歯ぐきの状態に不安がある場合は、「やわらかめ」を継続するか、歯科医師に相談してみましょう。小学校低学年のうちは、引き続き保護者の方の「仕上げ磨き」を継続することをおすすめします。

その歯ブラシ、合ってる?交換時期とセルフチェック方法

毎日使う歯ブラシは、口腔ケアの要とも言える大切なアイテムです。どんなに丁寧に歯磨きをしていても、歯ブラシ自体が傷んでいたり、清潔に保たれていなかったりすると、せっかくの努力が半減してしまいます。このセクションでは、歯ブラシの寿命を見極めるサインや、日々のブラッシング効果を簡単に確認できるセルフチェック方法をご紹介します。これらのポイントを押さえることで、いつものオーラルケアがより効果的で、清潔なものになるでしょう。

交換のサインは「毛先の広がり」|約1ヶ月が目安

歯ブラシの交換時期を見極める最も分かりやすいサインは、毛先の状態です。歯ブラシを裏側から見たときに、毛先がヘッドからはみ出して見えるようになったら、それは交換のサインです。毛先が開いてしまうと、歯の表面に均等に毛が当たらなくなり、歯垢除去率が大幅に低下してしまいます。さらに、開いた毛先は歯ぐきに不必要な刺激を与え、傷つけてしまう原因にもなりかねません。

使用頻度や磨き方にもよりますが、一般的には約1ヶ月が歯ブラシ交換の目安とされています。もし1ヶ月も経たないうちに毛先がすぐに開いてしまうようであれば、もしかしたらブラッシングの力が強すぎるのかもしれません。力を入れすぎると歯や歯ぐきを傷つけるだけでなく、歯ブラシの寿命も縮めてしまうため、今一度ご自身の磨き方を見直してみる良い機会にもなります。

磨いた後に舌で歯を触ってツルツルか確認しよう

歯磨きがきちんとできているか、その効果を簡単に確認できるセルフチェック方法があります。それは、歯磨きが終わった後に、舌で歯の表面全体を触ってみることです。もし歯垢がしっかりと除去できていれば、歯の表面はどこも「ツルツル」とした感触のはずです。

もし舌で触れたときに「ザラザラ」とした感触があったり、「ヌルヌル」とした違和感が残る部分があれば、そこは歯垢が磨き残されているサインです。特に奥歯の裏側や歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目などは磨き残しが多い傾向にあります。このセルフチェックで磨き残しを見つけたら、次回からその部分を特に意識して磨くように心がけましょう。これを繰り返すことで、ご自身のブラッシング技術の向上にもつながり、磨き残しが減っていくことを実感できるはずです。

清潔に保つための正しい洗い方と保管方法

歯ブラシの清潔さは、オーラルケアの質に直結します。まず、歯磨き後は流水下で指を使って毛の根元までしっかりと洗い流しましょう。歯磨き粉の残りや食べかすが毛の根元にたまりやすいので、丁寧に除去することが大切です。

次に、洗い終わった歯ブラシは、水をよく切ってから毛先を上にして風通しの良い場所に立てて保管するようにしてください。湿気がこもりやすい場所や、他の歯ブラシと密着した状態で保管すると雑菌が繁殖しやすくなります。携帯用のキャップは、通気性が悪く乾燥を妨げるため、持ち運び時以外は使用しない方が衛生的です。

ご家族で歯ブラシを同じコップに入れている場合は、毛先同士が触れ合わないように、間隔を空けて保管する工夫も大切です。毛先が触れることで菌が移動する可能性があるため、一人ひとりの健康を守るためにも、できるだけ接触を避けるようにしましょう。

まとめ:自分に合った歯ブラシで毎日のオーラルケアを見直そう

歯ブラシの硬さ選びは、一見すると「ふつう」が基本だと考えられがちです。しかし、この記事を通して、本当に大切なのは「今の自分の口の状態に合っているか」であるということをお伝えしてきました。

歯ぐきからの出血や、冷たいものが歯にしみるといった症状は、歯ブラシ選びを見直す大切なサインです。今回ご紹介した症状別の選び方や、歯ブラシの交換時期、そして日々のセルフチェック方法をぜひ参考にして、ご自身やご家族に最適な一本を見つけてください。

適切な歯ブラシを選ぶことは、毎日のオーラルケアの質を大きく高め、お口の健康を長期的に守るための第一歩となります。歯ブラシの硬さだけでなく、ヘッドの大きさ、毛先の形、柄の形といったポイントも考慮に入れ、ご自身にとって最も使いやすく、効果的な歯ブラシを見つけて、快適なブラッシング習慣を始めていきましょう。

  少しでも参考になれば幸いです。 最後までお読みいただきありがとうございます。  

監修者

菅野 友太郎 | Yutaro Kanno 国立東北大学卒業後、都内の医療法人と石川歯科(浜松 ぺリオ・インプラントセンター)に勤務。 2018年大森沢田通り歯科・予防クリニックを開業し現在に至る。 【所属】 ・5-D Japan 会員 ・日本臨床歯周病学会 会員 ・OJ(Osseointegration study club of Japan) 会員 ・静岡県口腔インプラント研究会 会員 ・日本臨床補綴学会 会員 会員 ・日本デジタル歯科学会 会員 ・SPIS(Shizuoka Perio implant Study) 会員 ・TISS(Tohoku implant study society) 主催   【略歴】2010年国立東北大学 卒業 ・2010年都内医療法人 勤務 ・2013年 石川歯科(浜松 ぺリオ・インプラントセンター)勤務2018年 大森沢田通り歯科・予防クリニック 開業2025年 銀座Aクリニックデンタル 理事長 就任 平和島・大森エリアの歯医者・歯科「大森沢田通り歯科・予防クリニック」沢田通り歯科・予防クリニック』 住所:東京都大田区大森北6丁目23−22 TEL:03-3767-0648