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マウスピース矯正中の歯磨き|虫歯・口臭を防ぐ7つの注意点

マウスピース矯正中の歯磨き|虫歯・口臭を防ぐ7つの注意点 平和島・大森エリアの歯医者・歯科「大森沢田通り歯科・予防クリニック」です。

マウスピース矯正は、従来のワイヤー矯正に比べて目立ちにくく、食事の際に取り外せる手軽さから、多くの方が選ばれています。しかし、その手軽さゆえに「マウスピースを外せばいつも通りで大丈夫」と誤解してしまい、口腔ケアを怠ってしまうと、虫歯や口臭のリスクが高まることをご存じでしょうか。

矯正治療中の口腔内は、普段以上にデリケートであり、適切なケアをしないと虫歯や歯周病につながり、結果として治療期間が延びたり、余計な費用がかかったりする可能性もあります。この状態は、見た目の清潔感を損なうだけでなく、日々の生活における自信にも影響を与えかねません。

この記事では、マウスピース矯正を成功させるために不可欠な、正しい歯磨き方法と具体的な注意点を詳しく解説します。日々のケアを習慣化し、トラブルなくスムーズに理想の歯並びと、自信に満ちた清潔な口元を手に入れるためのヒントを見つけてください。

なぜ?マウスピース矯正中に歯磨きが重要な理由

マウスピース矯正は、透明な装置で歯並びを整えるため、目立ちにくく、食事の際に取り外せるという大きなメリットがあります。ワイヤー矯正と比較して歯磨きがしやすいという利点も確かにありますが、だからといって油断はできません。マウスピースを装着している期間は、お口の中の状態が通常とは異なるため、特別な注意を払った歯磨きが非常に重要になります。ここでは、なぜマウスピース矯正中にいつも以上に丁寧な口腔ケアが必要なのかを、具体的な3つの理由を通して詳しくご説明します。

理由1:唾液の自浄作用が働きにくくなる

私たちの唾液には、お口の中を清潔に保つための素晴らしい働きが備わっています。具体的には、食べかすや細菌を洗い流す「自浄作用」と、初期の虫歯を修復してくれる「再石灰化作用」の2つです。

しかし、マウスピースを装着している間、歯の表面はマウスピースに密閉された状態になります。これにより、唾液が歯全体に行き渡りにくくなり、これらの自浄作用や再石灰化作用が十分に機能しづらくなるのです。唾液の恩恵を受けられない時間が長くなると、お口の中は通常よりも虫歯や歯周病のリスクが高い状態になってしまいます。そのため、唾液の働きが阻害される分を補うためにも、ご自身で丁寧な歯磨きを行うことが不可欠となるのです。

理由2:マウスピースと歯の間に細菌が停滞しやすい

マウスピース矯正では、装置を外して食事をしますが、もし歯磨きが不十分なままマウスピースを再装着してしまうとどうなるでしょうか。食べかすや歯垢(プラーク)が歯の表面に残ったまま、マウスピースがそれらをぴったりと覆い隠してしまいます。

この状態は、歯とマウスピースの間に細菌が閉じ込められることを意味します。密閉された空間は、虫歯菌や歯周病菌にとって非常に繁殖しやすい環境となり、通常よりも速いスピードで増殖してしまうのです。結果として、虫歯や歯周病のリ発リスクが高まるだけでなく、細菌が増殖する過程で発生するガスが口臭の原因となることもあります。せっかく矯正できれいな歯並びを目指しているのに、口臭によって清潔感が損なわれてしまうのは避けたいですよね。そのため、マウスピースを装着する前には、必ず食べかすや歯垢を徹底的に除去することが大切になります。

理由3:ケアを怠ると治療計画に影響が出ることも

日々の口腔ケアを怠り、もし虫歯や歯周病になってしまった場合、矯正治療にも大きな影響が出てしまう可能性があります。例えば、虫歯ができてしまった場合、虫歯治療を優先するために、一時的に矯正治療を中断せざるを得なくなることも少なくありません。虫歯治療が終わるまでマウスピースの装着ができなくなるため、その分、治療期間が延長してしまいます。

また、歯周病が進行して歯茎が炎症を起こし、腫れてしまうと、現在使用しているマウスピースが合わなくなってしまうことがあります。その場合、新しい歯並びに合わせたマウスピースを再製作する必要が生じ、予期せぬ追加費用が発生したり、またしても治療期間が長引いたりすることになりかねません。このような事態を避けるためにも、毎日の丁寧な口腔ケアは、治療をスムーズに進め、予定通りに理想の歯並びを手に入れるための必要不可欠なステップだということを理解しておくことが大切です。

【基本編】マウスピース矯正中の正しい歯磨き5ステップ

マウスピース矯正は、その手軽さから人気を集めていますが、治療をスムーズに進めるためには毎日の適切な口腔ケアが欠かせません。このセクションでは、マウスピース矯正中の基本的な歯磨きルーティンを、初心者の方でもすぐに実践できるよう5つのステップに分けて詳しく解説します。毎日の歯磨きを習慣化し、虫歯や口臭といったトラブルを未然に防ぎ、理想の歯並びを最短で手に入れるための具体的な手順を一緒に確認していきましょう。

ステップ1:食事や間食の際は必ずマウスピースを外す

歯磨きを始める前に、まず最も重要なステップとして、食事や間食の際には必ずマウスピースを外すことを徹底しましょう。マウスピースを装着したまま食事をすると、装置が破損したり変形したりする恐れがあります。また、食べ物の色素がマウスピースに付着し、着色の原因にもなってしまいます。

水以外の飲み物についても同様です。コーヒーや紅茶といった色の濃い飲み物はもちろん、スポーツドリンクやジュースなどの糖分を含む飲み物も、マウスピースを着けたまま摂取すると、装置の着色や虫歯のリスクを高める原因になります。治療期間中の大切な装置を守り、清潔な状態を保つためにも、飲食時は忘れずにマウスピースを取り外す習慣をつけましょう。

ステップ2:歯ブラシで歯の表面・裏側を丁寧に磨く

マウスピースを外したら、いよいよ歯を丁寧に磨いていきます。磨き残しを防ぐためには、「噛む面」「歯の表側」「歯の裏側」というように、磨く順番をあらかじめ決めておくのがおすすめです。これにより、全ての歯をまんべんなく磨くことができます。

歯ブラシは、普通の硬さで毛先が平らなタイプを選ぶのが基本です。力を入れすぎず、毛先を歯の表面に垂直に当てて、小刻みに動かしながら一本一本丁寧に磨きましょう。特に、歯と歯茎の境目や、奥歯の裏側は汚れが残りやすい場所なので、意識して念入りに磨くことが大切です。マウスピース矯正中は、歯が少しずつ動くため、これまで以上に磨き残しに注意が必要です。

ステップ3:歯間ブラシやデンタルフロスで歯と歯の間をケア

歯ブラシだけでは、歯と歯の間の狭い隙間や、歯と歯茎の境目の溝に溜まった汚れを完全に除去することは困難です。そのため、デンタルフロスや歯間ブラシを必ず併用して、歯ブラシでは届かない部分のケアを行いましょう。

デンタルフロスは、歯と歯の間の歯垢(プラーク)や食べかすを効率的に取り除きます。一方、歯間ブラシは、歯と歯の隙間が比較的広い場合に有効で、サイズが豊富にあります。マウスピース矯正中は歯が動くことで歯と歯の隙間の大きさが変化することがあるため、ご自身の歯の状態に合ったサイズの歯間ブラシを選ぶことが重要です。使い方がわからない場合は、歯科医院で指導を受けることをおすすめします。

ステップ4:取り外したマウスピースを洗浄する

ご自身の歯を磨いている間には、取り外したマウスピースの洗浄も同時に行いましょう。マウスピースを清潔に保つことは、口臭の予防や着色の防止、さらには口腔内を清潔に保つ上で非常に重要です。

基本的な洗浄方法としては、指や柔らかい歯ブラシ(専用の歯ブラシや、使用済みのやわらかい歯ブラシなど)を使って、流水下で優しくこすり洗いします。この際、研磨剤入りの歯磨き粉を使用するとマウスピースに傷がつき、細菌の温床となる可能性があるため、使用しないように注意してください。毎日のお手入れを習慣にすることで、マウスピースを衛生的に保ち、快適な矯正期間を過ごすことができます。

ステップ5:口腔ケア後にマウスピースを再装着する

歯もマウスピースもきれいになったら、できるだけ速やかにマウスピースを再装着しましょう。マウスピース矯正では、1日に20時間以上の装着時間を守ることが、治療計画通りに歯を動かし、効果を最大限に引き出すために非常に重要です。

食後のケアを手早く済ませる習慣をつけることで、装着時間を十分に確保することができます。忙しい中でも、この一連のステップをスムーズに行えるようになれば、治療期間の延長や追加費用の発生といったトラブルを避けることにも繋がります。清潔な口内環境と装置を保ちながら、着実に理想の歯並びへと近づいていきましょう。

【実践編】虫歯・口臭を防ぐ!マウスピース矯正中の7つの注意点

マウスピース矯正では、基本的な歯磨きに加えて、毎日の生活の中で少し意識するだけで虫歯や口臭を効果的に防ぎ、快適に矯正期間を過ごせるポイントがあります。このセクションでは、実践的な7つの注意点をご紹介します。

1. 装着中は「水」以外の飲食をしない

マウスピースを装着したまま水以外のものを飲食することは避けてください。特に色の濃いコーヒーや紅茶などは、マウスピースに色素が沈着し、着色の原因となります。また、糖分を含むジュースやスポーツドリンクは、歯とマウスピースの間に糖分が閉じ込められ、虫歯菌の温床となってしまいます。

「少しだけなら大丈夫」と思っていても、それが積み重なることで、虫歯のリスクを高めたり、マウスピースの変色を早めたりする可能性があります。せっかく目立たないマウスピース矯正を選んだのに、マウスピースが着色してしまっては本末転倒です。治療計画をスムーズに進め、清潔感を保つためにも、徹底して守るようにしましょう。

2. 食後はできるだけ早く歯を磨く

食事をした後、歯磨きをせずに時間が経つと、口の中に残った食べかすを栄養源として細菌が急速に繁殖し始めます。特にマウスピース矯正中は、唾液の自浄作用が働きにくいため、通常よりも虫歯や歯周病のリスクが高まります。

そのため、可能な限り食後30分以内を目安に歯を磨き、マウスピースを再装着することが理想的です。素早く歯磨きを済ませることで、マウスピースの装着時間を確保しつつ、口腔内を清潔に保てます。もし外出先で歯磨きが難しい場合は、後のセクションでご紹介する応急処置を実践し、帰宅後に丁寧なケアを心がけてください。

3. アタッチメント(歯の突起)の周りは念入りに磨く

マウスピース矯正では、歯の動きをより効率的にするために、歯の表面に「アタッチメント」と呼ばれる小さな突起を取り付けることがあります。このアタッチメントの周りは、凹凸があるため特に汚れが溜まりやすく、磨き残しが発生しやすい部分です。

アタッチメントの周囲を磨く際は、普通の歯ブラシだけでなく、「タフトブラシ(ワンタフトブラシ)」などの補助的な清掃用具を活用すると効果的です。毛先が細く尖ったタフトブラシを使えば、アタッチメントの隙間や周りの汚れをピンポイントでかき出すことができます。これにより、虫歯や歯周病のリスクを低減し、清潔な状態を維持できます。

4. フッ素配合の歯磨き粉で歯質を強化する

マウスピース矯正中は、唾液の自浄作用が低下し、口の中が乾燥しやすくなることで、虫歯のリスクが高まる傾向にあります。このような時期だからこそ、歯質を強化するフッ素の力を借りることは非常に重要です。

毎日の歯磨きでフッ素配合の歯磨き粉を使用することで、歯の再石灰化(初期虫歯の修復)を促進し、酸に溶けにくい丈夫な歯を作ることができます。ただし、研磨剤が多く含まれている歯磨き粉は、歯やアタッチメントを傷つけたり、マウスピースに着色しやすい場合もあるため、低研磨性のものを選ぶのがおすすめです。

5. 歯だけでなくマウスピースも清潔に保つ

口腔内の健康を保つには、歯だけでなくマウスピース自体を清潔に保つことが非常に大切です。汚れたマウスピースを装着し続けていると、食べかすや細菌が歯に押し付けられ、虫歯のリスクを高めるだけでなく、口臭の原因やマウスピースの着色にもつながります。

次の項目では、マウスピースの具体的な洗浄方法を「毎日のケア」「週1のケア」「NGな洗い方」に分けて詳しくご説明します。

毎日の基本洗浄方法

マウスピースは、取り外すたびに「流水下で指や柔らかい歯ブラシを使って優しく洗う」ことを習慣にしましょう。水で洗い流すだけでなく、指の腹や毛先の柔らかい歯ブラシで軽くこすることで、表面に付着した唾液や汚れを効果的に除去できます。

この際、歯磨き粉(特に研磨剤入りのもの)は絶対に使用しないでください。歯磨き粉に含まれる研磨剤がマウスピースの表面に細かな傷をつけ、そこに細菌が入り込んだり、着色しやすくなったりする原因となるためです。あくまで水と柔らかいもので優しく洗浄するのが基本です。

週に1度のスペシャルケア

日々の流水洗浄に加えて、週に1〜2回程度、マウスピース専用の洗浄剤を使ったスペシャルケアを行うことをおすすめします。専用洗浄剤を使用することで、流水だけでは落としきれない目に見えない細菌を除去し、口臭の原因となる細菌の繁殖を抑えることができます。

また、着色汚れの予防にも効果的です。市販されているマウスピース専用洗浄剤は、製品によって浸け置き時間や使用方法が異なるため、必ず製品の説明書をよく読んで正しく使用するようにしましょう。これにより、常に清潔で透明感のあるマウスピースを維持できます。

NG!マウスピースの誤った洗い方

マウスピースの品質を損ねたり、変形や劣化を招いたりする可能性のある、間違った洗浄方法がいくつかあります。特に注意すべきは以下の点です。

熱湯で消毒する: マウスピースは熱に弱く、熱湯に浸すと変形してしまい、歯にフィットしなくなります。

硬い歯ブラシや研磨剤入りの歯磨き粉で磨く: 表面に傷がつき、細菌の温床となったり着色しやすくなったりします。

入れ歯洗浄剤を代用する: マウスピースと入れ歯では素材が異なるため、入れ歯洗浄剤を使用すると変質や劣化につながる可能性があります。

これらの誤ったケアは、マウスピースの寿命を縮めるだけでなく、治療計画にも悪影響を及ぼすことがあります。正しい方法で丁寧にケアし、大切なマウスピースを守りましょう。

6. 歯磨きセットを常に携帯する

マウスピース矯正を効率的に進めるためには、1日20時間以上の装着時間を守ることが非常に重要です。そのためには、外出先でも食後のケアを実践できる環境を整えておく必要があります。

携帯用の歯ブラシ、歯磨き粉(フッ素配合で低研磨性のもの)、デンタルフロスや歯間ブラシ、そしてマウスピースケースなどをまとめた「矯正ケアセット」を常に持ち歩くことを強くおすすめします。このセットがあれば、職場やレストラン、カフェなど、どこにいても食後にすぐに口腔ケアができます。これにより、外出先での食事に対する心理的なハードルも下がり、矯正生活がより快適になります。

7. 定期的に歯科医院で検診とクリーニングを受ける

日々のセルフケアは非常に重要ですが、それだけではすべての汚れを取り除くことはできません。特に歯石やバイオフィルムと呼ばれる細菌の塊は、セルフケアでは除去が難しいものです。

そこで重要となるのが、定期的な歯科医院でのプロフェッショナルケアです。歯科医院で検診を受け、歯の動きや口腔内の状態を専門的にチェックしてもらうことは、治療の進捗状況を確認し、予期せぬトラブルを早期に発見するためにも不可欠です。また、歯科衛生士による専門的なクリーニング(PMTC)を受けることで、自分では落としきれない歯石やバイオフィルムを除去し、虫歯や歯周病のリスクを大幅に低減できます。これにより、矯正治療がより安全かつ確実に成功へと導かれるでしょう。

【シーン別】外出先で歯磨きができないときの応急処置

マウスピース矯正中は、お食事のたびにマウスピースを外して歯磨きをするのが理想です。しかし、職場や外出先では、時間や場所の都合でどうしても食後にすぐに歯磨きができないこともあるかもしれません。このような状況では、完璧なケアは難しいですが、何もしないよりは応急処置でも汚れを落とすことが大切です。ここでは、一時的な対処法としてできることをご紹介します。ただし、これらはあくまで緊急時の「応急処置」であり、歯磨きができる状況になったら、できるだけ早く通常の丁寧なケアを行うように心がけてください。

水やマウスウォッシュでしっかり口をすすぐ

食後に歯磨きができない場合、まずできる最低限のケアは、口をしっかりとすすぐことです。水で強めにうがいをするだけでも、歯の表面や歯の間にある大きな食べかすを洗い流す効果が期待できます。特に食後すぐに実施することで、食べかすが歯にこびりつくのを防ぎ、口腔内の環境悪化を少しでも遅らせることができます。

もし可能であれば、殺菌成分が配合された洗口液(マウスウォッシュ)を使用すると、より効果的です。マウスウォッシュは、口内をすっきりさせるだけでなく、一時的に細菌の増殖を抑え、口臭予防にもつながります。マウスウォッシュを選ぶ際は、アルコール成分が強すぎないものを選ぶと、口内が乾燥しにくく、より快適に使用できるでしょう。

歯磨きシートや歯間ブラシだけでも使用する

水でのうがいに加えて、さらに一歩進んだ応急処置として、補助的な清掃アイテムを活用することも有効です。例えば、携帯用の歯磨きシートは、食後の歯の表面の汚れを手軽に拭き取ることができ、外出先で重宝します。シートで歯を丁寧に拭くことで、歯ブラシが使えない状況でも一定の清掃効果が得られます。

また、歯間ブラシやデンタルフロスだけでも使用することをおすすめします。これらは、歯と歯の間に挟まった食べかすを取り除くのに非常に効果的で、歯ブラシだけでは届きにくい部分の汚れに対応できます。これらのアイテムはコンパクトで持ち運びやすく、トイレの個室などでも手軽に使えるため、忙しい外出先でのケアに役立ちます。何もしないでマウスピースを再装着するよりも、これらのアイテムでケアをするだけで、虫歯や口臭のリスクを低減することができます。

帰宅後はいつもより丁寧にケアを行う

外出先での応急処置は、あくまで一時的なものです。そのため、歯磨きができなかった日は、帰宅後や就寝前の歯磨きを、普段よりも一層丁寧に行うことが非常に重要になります。その日の汚れはその日のうちにリセットするという意識を持って、徹底的な口腔ケアを心がけましょう。

具体的には、通常の歯ブラシでのブラッシングに加え、デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯と歯の間や歯周ポケットに溜まった汚れを念入りに取り除いてください。また、アタッチメントの周りや奥歯の裏側など、磨き残しが多い傾向にある部分は、タフトブラシなどの補助清掃具を活用して、時間をかけて丁寧に磨くことをおすすめします。この徹底したケアによって、日中に蓄積された汚れや細菌を効果的に除去し、口腔内の健康を維持することができます。

マウスピース矯正中の歯磨きに関するQ&A

マウスピース矯正中の歯磨きについて、多くの方が抱える疑問や不安にお答えします。よくある質問をQ&A形式で解説することで、具体的な悩みを解決し、安心して矯正治療を進める手助けができれば幸いです。

Q1. 歯磨きをさぼるとどうなりますか?

マウスピース矯正中に歯磨きを怠ると、さまざまなトラブルにつながる可能性があります。まず短期的な影響として、口臭の悪化やマウスピース自体の着色・臭いが発生します。食事の食べかすやプラークが歯とマウスピースの間に閉じ込められることで、細菌が繁殖しやすくなるためです。

長期的に見ると、虫歯や歯周病のリスクが格段に高まります。マウスピースを装着している間は唾液の自浄作用が働きにくく、汚れが残っていると虫歯菌や歯周周病菌が活発になります。もし虫歯や歯周病が進行してしまった場合、矯正治療を一時中断してこれらの治療を優先する必要が生じます。これにより治療計画が大幅に遅れたり、場合によってはマウスピースの再製作が必要となり、追加費用が発生する可能性もあります。日々の丁寧なケアが、治療をスムーズに進める上で非常に重要です。

Q2. おすすめのケアグッズはありますか?

マウスピース矯正中の口腔ケアを効果的に、そして快適に行うためのおすすめグッズをいくつかご紹介します。まず「タフトブラシ(ワンタフトブラシ)」は、アタッチメントの周りや奥歯の裏側、歯並びが複雑な部分など、通常の歯ブラシでは届きにくい箇所をピンポイントで磨くのに非常に役立ちます。

「デンタルフロス」や「歯間ブラシ」は、歯と歯の間の汚れを確実に除去するために不可欠です。矯正中は歯が動くことで歯と歯の隙間の大きさが変わることがあるため、数種類のサイズを常備しておくと良いでしょう。「フッ素配合の歯磨き粉やジェル」は、虫歯になりやすい矯正期間中の歯質強化に効果的です。低研磨性のものを選ぶと、歯やアタッチメントを傷つけずに使えます。

外出先でのケアには「携帯用歯ブラシセット」が便利です。折りたたみ式の歯ブラシやミニサイズの歯磨き粉、デンタルフロスなどをまとめて持ち歩きましょう。マウスピースの洗浄には「マウスピース専用洗浄剤」がおすすめです。毎日の流水洗浄では落としきれない細菌や着色を除去し、清潔さを保てます。最後に「マウスウォッシュ(洗口液)」は、食後すぐに歯磨きができない場合の応急処置として、また口内をすっきりさせるために役立ちます。

Q3. 痛みがあって磨きにくい時はどうすればいいですか?

マウスピース矯正を開始した直後や、新しいマウスピースに交換したばかりの頃は、歯が動くことによる痛みや圧迫感で歯磨きがしにくいと感じることがあります。そのような時は、無理にゴシゴシと力を入れて磨かず、いくつかの工夫をしてみましょう。

まず、普段よりも「柔らかめの歯ブラシ」を使用してみてください。毛先が細く柔らかい歯ブラシであれば、痛みのある部分にも優しくアプローチできます。また、歯磨き時に「ぬるま湯で口をすすぐ」ことも、知覚過敏のような痛みがある場合に刺激を和らげる効果があります。痛みが強い場合は、一時的にデンタルフロスや歯間ブラシの使用を控え、歯ブラシで優しく磨くことに集中しても構いません。

ただし、痛みが長期間続く場合や、歯茎の腫れや出血がひどい、マウスピースが当たって口内炎ができてしまったなど、普段と違う症状が続く場合は、自己判断せずに速やかにかかりつけの歯科医師に相談することが重要です。無理に自己流のケアを続けると、状態が悪化したり、治療計画に影響が出たりする可能性もあります。歯科医師に相談することで、適切なアドバイスや処置を受けられ、安心して矯正治療を続けられます。

まとめ:正しい歯磨き習慣で理想の歯並びと健康な歯を手に入れよう

マウスピース矯正は、目立たずに歯並びを整えられる魅力的な治療法です。しかし、理想の歯並びを最短で、そして健康な状態で手に入れるためには、日々の正しい歯磨き習慣が何よりも重要になります。食後の歯磨きやマウスピースのお手入れは、時に面倒に感じるかもしれません。

しかし、こうした日々の丁寧なケアこそが、虫歯や歯周病といったトラブルを防ぎ、治療計画を順調に進めるための基盤となります。ケアを怠ると、治療期間が延びたり、追加費用が発生したりするだけでなく、せっかく整えた歯並びの健康が損なわれる可能性もあります。毎日の少しの努力が、将来のあなたの口元の健康と美しさ、そして自信につながることをぜひ心に留めておいてください。

清潔で健康な口元は、あなたの笑顔をより一層輝かせ、自信を持って日々の生活を送るための大切な要素です。この記事でご紹介した歯磨きのステップや注意点を実践して、トラブルなくマウスピース矯正を成功させ、理想の歯並びと健康な歯を手に入れてください。

  少しでも参考になれば幸いです。 最後までお読みいただきありがとうございます。  

監修者

菅野 友太郎 | Yutaro Kanno 国立東北大学卒業後、都内の医療法人と石川歯科(浜松 ぺリオ・インプラントセンター)に勤務。 2018年大森沢田通り歯科・予防クリニックを開業し現在に至る。 【所属】 ・5-D Japan 会員 ・日本臨床歯周病学会 会員 ・OJ(Osseointegration study club of Japan) 会員 ・静岡県口腔インプラント研究会 会員 ・日本臨床補綴学会 会員 会員 ・日本デジタル歯科学会 会員 ・SPIS(Shizuoka Perio implant Study) 会員 ・TISS(Tohoku implant study society) 主催   【略歴】2010年国立東北大学 卒業 ・2010年都内医療法人 勤務 ・2013年 石川歯科(浜松 ぺリオ・インプラントセンター)勤務2018年 大森沢田通り歯科・予防クリニック 開業2025年 銀座Aクリニックデンタル 理事長 就任 平和島・大森エリアの歯医者・歯科「大森沢田通り歯科・予防クリニック」沢田通り歯科・予防クリニック』 住所:東京都大田区大森北6丁目23−22 TEL:03-3767-0648